名古屋工業大学において、本事業の基本となる理論の整備を進める。即ち、駐車場をはじめとする都市外皮の温度低減が都市の気温をどの程度低減するのか、について検証する。
吉川組駐車場において太陽熱吸収率の高い従来のアスファルト舗装と意図的に太陽熱反射率を高めた白色の舗装の実験区を施工し、両者の表面温度の違いと百葉箱内の気温の違いを実験によって確かめる。
舗装面表面温度と気温(百葉箱)の測定、それらと日射量との相関解析、太陽熱反射施工の効果の評価を行う。
基礎実験の結果に基づき、多建協駐車場で推奨可能なクールアイランド舗装を数通り施工し、磨耗の程度や使い勝手などを評価するとともにデジタル温度センサーを表面に埋め込み、説明パネルも設置して市場関係者(施主)やマスコミへの説明の拠点をつくる。
多建協の建物の一部を活用し、クールアイランド資材の瓦((株)鶴弥:サマースノー)、塗料((株)シーエムテクノ:ロードクーラー)、タイル(クールアイランドタイル)を施工展示し、それらのクールアイランド効果を情報発信する。
クールアイランド試験施工を通じ、舗装、塗装、瓦、タイルの施工技術をマニュアル化するとともにビジネスモデルの検証を行い、多治見特産としての新産業創出の可能性を評価する。
2009.10.28~29 建設技術フェア2009 in中部出展